左官職人が簡単解説！塗り壁素材の種類って？ | 兵庫県で左官工事・仕上げ工事はシマダ｜求人募集中 協力会社募集中

こんにちは！
兵庫県加古川市に拠点を置き、左官工事や仕上げ工事を通して、建設業界に貢献している有限会社シマダです！
左官職人の手作業でさまざまな模様がつくれる「塗り壁」ですが、塗り壁の素材にはどんな種類があるのでしょうか？
今回は、塗り壁素材の種類について解説していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください！

漆喰（しっくい）

「漆喰」は、消石灰（水酸化カルシウム）を原料にしてつくられた素材です。
真っ白な色が印象的ですね。
「白鷺城」と呼ばれるほど真っ白な、世界遺産「姫路城」の壁も漆喰です。
粒子が細かいため、仕上がりはツルツルとした感じです。
最近では顔料を混ぜたカラー漆喰など、バリエーションが増えています。

珪藻土（けいそうど）

「珪藻土」は、植物性プランクトン（珪藻類）の遺骸が海や湖の底に積み重なってできた粘土状の土です。
色はやや黄みを帯びたベージュに近い色合いで、粒子が粗いため表面はザラザラとした感じです。
珪藻土はそのままではかたまる性質がないため、壁材の場合は泥や化学繊維、漆喰などと混ぜて使われます。

土壁（つちかべ）

土壁は、土に藁や砂を混ぜて水で練ったものを塗りかためた壁のことです。
日本の昔ながらの家屋において、よく親しまれてきた素材です。
内壁素材の進化とともに衰退していましたが、最近になり土壁が再ブームとなっています。
土壁には、京壁（きょうかべ）、聚楽壁（じゅらくへき）、大津壁（おおつかべ）、錆壁（さびかべ）という種類があります。
土壁は、日本らしい繊細な色合いも表現できます。

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